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【不動産×技術トレンド研究】不動産仲介におけるVR技術の導入例と今後のトレンド

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概要

  • VR、AR、MRと最近仮想現実技術がブームだ。
  • 不動産tech業界でも事例が増え始めている。
  • 不動産と親和性がありそうなマーケティングで注目されていているコンテンツは、内見コンテンツあたりである。
  • 最新のVR機器は2万円台に下がってきており、今後エンドユーザー動向について注目が必要である。

コメント

ここ最近、VR、ARと最近仮想現実技術がブームだ。それぞれ復習しておこう。VRはVirtualReality(バーチャル・リアリティ)の略で、具体的には「外の景色はまったく見えない状態で、完全に別の景色やゲーム画面しか見えない状態にする」技術である。

実際に体験してみると、その技術が何を意味するかわかるので、おすすめである。都内であれば体験テーマパークもある。 vrzone-pic.com

この技術は、不動産業界であれば、内見を店舗にお客様がいる前で行うことができる(トップ画像は、都内某所の店舗での実際のPR例である。)。また現在OculusGoなどは2万円台であり、去年までは10万円は必要だったVR機材がぐっと値を下げてきている。

これにより今後、顧客が家にいながら、店舗スタッフと中継し、仮想空間上で待ち合わせ案内をする、あるいは、内見物件立体画像データを送信し、顧客が見たあとにVR上に「申し込み」ボタンが浮かび上がり、それで顧客と店舗のクロージングが進むという可能性がある。

現在では次のようなアプリを以前紹介した。

retechsinfo.hatenablog.com

Retechsでも複数件取り扱ったアプリがリストになっている。

ARは、拡張現実の意味で、周りの景色が見えている状態で、現実にはないものが機器からは見えているという仕組み、つまりポケモンGoである。不動産業界であれば、例えばiphoneから街を見ると、土地の価格や問い合わせ先がでる、マンションの空き情報、賃料が浮かび上がるということも、数年以内には可能になる可能性が十分ある。

しかしながら、重説は行う必要が法規制で必ず出るわけで、仲介業として生き残っていくために、このような技術がどう活かせるかを常にキャッチしておけば問題ないと思われる。むしろ技術活用知識がある仲介会社のシェアは伸びやすくなり、大きな差がつくところだと思われる。

※引用は公知の情報に基づき行っております。